王国民のためのサッカー観戦入門 その1
どうもしんいちです。
昔「神聖マルチ王国」というゲスいBlogを書いていたのですが、仕事が忙しくて放置しています。ですが色々と書きたいことが出てきたいので、はてなを別館扱いとしてTwitterに書ききれない事をつらつらとまとめたいと思います。
最近、声優の田村ゆかりさんこと「ゆかりん」がJリーグチームのアビスパ福岡を応援しています。
ゆかりんは元々福岡出身で、出身地のJリーグチームを応援し始めたので、王国民も「姫がサッカー見るなら俺も(私も)見る!だけど実際ちゃんと見たことが無いし、ルールもわかんない所がある」という声を聞いたので、サッカー観戦歴20年超えでもあり、王国民でもある私が僭越ながら解説させいただきます。
- サッカーのルール
私は審判資格を持っていないので(サッカー好きだと実は持っている人が多い)あくまでも観戦者の立場からの解説です。有資格者から見ると厳密には違いますが、だいたいこんな感じという解説だとご理解いただきたいです。
今更サッカーのルールを書かなくてもいいかなと思いますので詳細は省きますが、2つ大事なお約束があるのでここだけ解説します。
詳細はこちらをお読みください。良くまとまっています。
サッカー観戦初心者に必ず言われる事があります。
それは反則の基準がわかりにくく、どういう基準で 判定をしているのかわからない。曖昧過ぎて見ていてわからないからつまらない。という点です。
ルール上、反則は明文化され定義されていますが、最初に観戦していて「あれファールなの?」という場面があった場合、サッカーは性善説に則った判定をしつつ、度を超えた卑怯な行為については寛容ではないということを思い出してください。
相手を押す、転ばせる、押さえるといった行為はもちろんのことで、わざと転ぶ、時間をかける、暴言を吐く、相手に唾をかけるなどもルールで禁止行為とされています。
しかし微妙な行為があった場合、最初は口頭で警告しますが、続く場合は反則として取られます。なのでさっきは大丈夫だったのに、同じことで今度はイエローカードなのか、というシーンが多くありますが、これは累積で最終的に反則になっています。この基準が試合の重要性や審判の力量で変化しますが、そんなもんなんだとご理解ください。
もう一つは「反スポーツ的行為」と呼ばれる反則で、以前は「非紳士的行為」と呼ばれていました。要するに、卑怯なことやルールブックにいちいち書かないけど常識的に考えてダメなことはしちゃダメだよというルールです。ゴールして喜びすぎてユニフォーム脱いで看板飛び越えて喜んでると、この反則に該当してしますし、試合中にお腹がすいたからフィールドでご飯を食べてもこの反則です(そんな選手はいませんが)。
先程も書きましたが、これらのルールは審判によって判断基準が違ったりします。ここがサッカーの面白いところで、あの審判なら取るけどこの審判なら取らない、ホームだと取られないけどアウェイだと取られるなど、八百長かよ!と思うようなこともありますが、あくまでも選手は紳士であり、わざと卑怯なことはしないという性善説を審判の裁量で判断している結果です。逆に言えば露骨に卑怯な行為には容赦無い判断が下ります。そして最低限反則を取るラインは当然決まっていますので、その辺を頭に入れておくと「まあ、そんなもんだよな」で楽しく見ることが出来ると思います。
最後に珍しい反則退場シーンを紹介しておきます。
2009年10月17日に行われた横浜Fマリノスvs名古屋グランパスの試合、試合終了間際にグランパス監督ストイコビッチがベンチに飛んできたボールをうっかり蹴り返してしまい、そのままゴールに入るという世界的にも珍しいシーンです。
ストイコビッチは超がつく名選手なのですが、気性が荒くしょっちゅう審判と揉めます。監督になってもそれは変わらず、この試合でも散々審判に抗議していたようで、このゴールで「反スポーツ行為」の合わせ技一本で退場となりました。
A nice goal by Manager, Dragan Stojkovic ejected him out from the pitch.
次回は「何の試合を見ればよいのか」について書きたいと思います。
お読み頂きありがとうございました。